2006年 05月 23日
三州吉良から今帰った。 |
今日は豊橋から幡豆郡(はずと読む)一色町の漁協の施設を撮影してきた。三州吉良は隣り町、尾崎士郎の「人生劇場」の舞台だ。わたしの高校時代の愛読書で、わくわくして読んだものだ。ついでながら、大学時代の愛読書は五木寛之「青春の門」だ。似てるね。話をもどして,飛車角と吉良常の物語は吉良の仁吉から始まる。吉良仁吉の義理と人情で板挟みの話は講談、浪曲そして東映映画をごらんあれ。彼はなんと清水の次郎長と杯を交わしているのだ。仁吉は最後、義理を立てて三重県まで船で渡り、「血煙り荒神山」で女房の兄貴と果たし合い。勝つに勝ったが鉄砲で撃たれて死んでしまう。相手の悪親分は穴太徳だ、彼は何を隠そうわたしの育った村の博徒だ。村には記念の碑があったのを覚えている。ついでのついで、映画では仁吉は市川右太衛門、次郎長は片岡知恵蔵だ。知ってるかい?それから飛車角の当たり役は鶴田浩二だ。これはよかったね。吉良は吉良上野介の領地だったことも付け加えておこう。ああ、長くなってしまった。 尾崎士郎の書だろうな。 作詞した吉良小唄の碑だ。
by senemon
| 2006-05-23 01:11
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